Leonard A. Lauder Research Center for Modern Art: Curator in Residence
キュレーターまたは保存修復家を対象とした年間レジデンシーを提供する。現代美術の分野でプロジェクトを進めており、図書館での調査や執筆に時間を必要とする者が対象となる。応募者は、機関に所属しているかフリーランス(フリーランスの場合、プロジェクトは非営利の文化機関によって組織されている必要がある)であることが可能だが、プロジェクトには確定した出版元(論文や書籍の場合)または展示会場(進行中の展示の場合)が必要となる。提案されるプロジェクトは、現代美術に関する新たな研究を促進する当センターの使命に合致していなければならない。革新的な解釈の枠組みや新しい批評的思考を導入する研究を奨励し、他の歴史的・文化的領域と現代美術の関連性を探る研究も歓迎する。
このレジデンシーでは、1〜3か月間(1月〜5月)のニューヨークでの滞在が提供され、往復の渡航費も支給される。ただし、滞在中の給付金はない。レジデンス受賞者には、リサーチセンターの作業スペース、「The Watson Library at The Met」へのアクセス、また可能な範囲でMetの同僚との知的交流の機会が提供される。レジデンシーの受賞者は、応募を通じて競争的に選抜される。
レジデンシー受賞者は、事前にセンター長と合意した範囲でセンターの活動に参加することが求められる。滞在終了時には、博物館スタッフ、リサーチセンターのフェロー、アドバイザリー委員会メンバーを対象とした研究発表を行い、成果についての簡単な報告書を作成する。レジデンシーによる研究成果を出版する際には、リサーチセンターの支援を明記することが求められる。
注意事項
レジデンシーの授与は、The Metでの展示を企画する機会を保証するものではなく、当館からの貸出が可能であることも約束されない。現在、当館の近現代美術部門は工事のため2029年まで閉鎖されており、コレクションへのアクセスは大幅に制限される。そのため、保存修復スタジオや研究室へのアクセスを前提としたプロジェクトは採択されにくい。
ここでいう「現代美術」とは、建築、ドローイング、デザイン(展示デザイン、グラフィックデザイン、インテリアデザイン、舞台デザインを含む)、映画、絵画、パフォーマンス、写真、版画、彫刻、テキスタイル を含み、19世紀後半から1960年代までの、あらゆる国・地域・文化の作品を指す。
【〆切】5 / 30 / 2025
【賞与】宿泊施設+ 旅費
【場所】NY・アメリカ
応募条件
なし
申請料
なし
実施期間
必要書類
CV、美術館からの推薦書、企画書、プロジェクト概要、何かしらの執筆サンプル