過去を振り返ると、都市化は容赦ない短距離走者であった。社会経済活動を加速させ、ストレスを増幅させ、人々の話す速度や歩く速度までも速めてきた。未来を見据える私たちの課題は、人間の居住と加速とを切り離すことにある──物事のめまぐるしい減速がもたらす変革的な影響を構想することなのだ。

Copenhagen Architecture Biennale 2025の全体テーマ「Slow Down(スローダウン)」に沿ったグループ展への出展作品を募集する。スピードに結びつきすぎた文化的想像力──衝撃と高まり、摩擦と狂騒、疲労と目まぐるしさに取り憑かれた想像力──に代わる新たな物語や概念を求めている。集団的な儀式のための革新的なプロトコル、じっくりと「見る」ための新しいインフラ、ゆっくりと移動するための新技術、そして「遅さ」に気づくための新たな場所──社会の長期的な発展の地平線、地質学的運動の深い時間、植物のゆるやかな成長──を見出すための提案を歓迎する。

私たちは、都市と非都市の伝統的な区別を揺るがすような提案を求めている。消費の場と採取の場、可視の空間と不可視の空間、都市の表舞台と非都市の裏舞台──そうした二元的な論理に挑むアイデアを歓迎する。減速という概念を、都市性という古典的な枠を超えたより大きなシステムの不可欠な一部として構想するにはどうすればよいだろうか。そして都市を、単なる孤立した存在としてではなく、より広範な生態学的・地質学的・社会的システムと深くつながり、それを映し出すものとして捉える想像力を、私たちはいかにして獲得できるだろうか。

しかし私たちの関心は、単にゆっくりとした解決策にあるのではない。スピードという、しばしば疑われることのない前提に対して批判し、表現し、記録する作品にも強い関心を持っている。実践的かつ具体的なアプローチのみならず、従来の思考を揺るがすような思弁的な提案──未来を生き、考え、移動するための新たな方法──も歓迎する。

私たちは、モデル、インスタレーション、サウンド作品、映像、パフォーマンス、ドローイング、テキストなど、広範なメディアを横断する学際性と実験精神を重視している。スピードと都市環境の未来に与えるその影響に対する批判的探究へ、ぜひ貢献してほしい。

【〆切】5 / 6 / 2025

【賞与】芸術祭展示+ 予算

【場所】コペンハーゲン・デンマーク / マルメ・スウェーデン

【テーマ】Slow Down(スローダウン)

【URL】https://www.cafx.dk/biennial/open-calls/exhibition


応募条件
なし

申請料
なし

実施期間
デンマーク:2025年9月17日〜12月3日
スウェーデン:2025年9月23日〜11月23日

必要書類
ポートフォリオ、CV、プロジェクト説明、応募フォーム


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