PLATFORM RESIDENCY PROGRAM 2026
このレジデンシーは、抵抗と修復という相互に関連し合う概念を探求することを目的としている。それらを固定されたカテゴリーとしてではなく、私たちが周囲の世界にどのように応答するかを形成する、進化し続ける関係的な実践として捉える。
抵抗するとは、しばしば修復することである。崩壊しそうなものを繋ぎ止め、混乱の中に連続性をつくり出すことでもある。修復するとはまた、抵抗することであり、使い捨てを拒否し、壊れたものに価値を見出し、完全さが失われたとしても回復は可能であると主張する行為でもある。こうした行為は直線的ではなく、決まった筋書きに従うものでもない。時には目に見える形をとる。再構築、再構成、意図的な保留といった形で現れる。時には静かで継続的であり、繰り返し、維持、記憶の中に埋め込まれる。
私たちは幅広い解釈を歓迎し、学際的なアプローチを奨励する。このレジデンシーは答えを求めるものではなく、「つくること」「考えること」「プロセスの中にいること」を通じた関与と深い探求を求めている。
Platformは、比較的周縁に位置するフィンランドの都市Vasaを拠点とするアート組織である。私たちは、さまざまな視点の生の体験を提供するために、アートスペースとレジデンシーを運営している。
アパートはVasaの市中心部付近に位置し、他者との共有はない。
Platformは、市中心部にあるプロジェクトスペースに直結したスタジオスペースを保持しており、アーティストが専用で使用できる。スタジオはいつでも使用可能である。
アーティストは、利用可能な自転車、工具一式、各種機材を使用できる。アパートとスタジオにはWi-Fiが完備されている。
アーティストは、制作したプロジェクトの記録およびレジデンシーでの体験に関する短い報告文/テキストをPlatformに提出し、ウェブサイトに掲載されることとなる。
※Platformはギャラリーを運営していないため、レジデンシー終了時に展示スペースを提供することはできないが、アーティストが希望する場合は、最終プレゼンテーション、スタジオ訪問、パフォーマンス等を実施するための支援を行う。
【〆切】6 / 30 / 2025
【賞与】スタジオ・宿泊施設+ 制作費€1000+ アーティスト料€300/週+ 旅費
【場所】ヴァサ・フィンランド
【テーマ】抵抗の実践、修復の行為
応募条件
なし
申請料
なし
実施期間
プロジェクト次第
企画書に2026年の希望時期、期間を含めること。
必要書類
ポートフォリオ、CV、企画書、応募フォーム、モチベーションレター