Situated Creative Practices for the Pluriverse(SIT-PLU)は、社会的・生態学的課題に対し、学際的なリサーチと文脈に根ざした芸術的介入を通じて取り組むCreative Europeの協力プロジェクトである。プロジェクトは、サパティスタが提唱する「プルリバース(pluriverse)」――「多くの世界が共に存在できる世界」という概念に基づいており、多様な知や生のあり方を尊重し、ブエン・ビビール(buen vivir/社会的幸福)、共同体の相互依存、人間と人間以外の存在との関係性に焦点を当てている。

本プロジェクトでは、2026年および2027年に実施されるレジデンスプログラム(SIT-RES)を含み、今回の公募を通じて選ばれたアーティストやクリエイティブ実践者は、特定の文脈(社会的・地理的・歴史的)に1年間関わりながら、新たな創造的介入/文化的メディエーションの形を開発することが求められる。

応募は以下の機関および文脈に対して提出可能である:

Baltan Laboratories(オランダ):知的障害を持つ約250名が暮らすレジデンシャル環境、Landpark Assisië(ビエゼンモルテル)との協働。

Lungomare(イタリア):ボルツァーノの河川景観と関わるプロジェクト。

Idensitat(スペイン):犠牲地域(サクリファイス・ゾーン)というテーマのもと、ベソス川河口近くの都市圏にある地域社会に焦点を当てた活動。

ZEMOS98(スペイン):スペイン北部に設置が計画されている大規模な再生可能エネルギー施設に関して議論を交わす多様な市民グループ、MediNatコミュニティとの協働。

このプロジェクトは、それぞれの文脈に応じた批判的かつ創造的な実践を通じて、持続可能かつ包摂的な未来に向けた対話と行動を促すことを目指している。

【〆切】6 / 20 / 2025

【賞与】€13,500+展示+ スタジオ・宿泊施設

【場所】オランダ・イタリア・スペイン

【テーマ】多くの世界が共に存在できる世界

【URL】https://www.baltanlaboratories.org/library/open-call-for-situated-residencies-sit-plu


応募条件
なし

申請料
なし

実施期間
2026年1月~12月or2026年11月〜2027年10月

必要書類
ポートフォリオ、CV、アーティストステートメント、企画書、モチベーションレター


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