Artist-in-Residence with Ars Electronica Futurelab
モーツァルテウム芸術大学とArs Electronica Futurelabは、メディアアーティストおよびアーティスト・コレクティブを対象に、新設のX-Reality-LabにおけるインタラクティブなマルチユーザーXRパフォーマンスの創作に向けた、資金提供付きレジデンシーへの応募を呼びかけている。
採択者には、最大40,000ユーロの制作資金が提供され、2026年3月に開催されるX-Reality-Labフェスティバルの初回エディションにて、制作されたパフォーマンスが発表される。高性能なXR設備を活用し、プロジェクション型の仮想現実やインタラクティブXRの実験的創作が可能であり、XR技術を用いたストーリーテリング、観客とのエンゲージメント、パフォーマンスそのものの新たな基盤を構築する機会となる。
X-Reality-Lab について
2025年冬のオープンを予定しているX-Reality-Labは、165㎡、高さ8メートルの没入型XR施設である。正面および側面の壁、床に3Dプロジェクションを施し、80基以上のスピーカーとサブウーファーによる3Dサウンドを組み合わせて、全身を包み込むような体験を実現する。光学式モーショントラッキングシステムが身体の動きを捉え、LiDARレーザーによる床面タッチ検知も導入されている。施設は2025年末までに本格稼働予定であり、FFGおよびEUのEFREプログラムによって資金提供されている。
技術支援とコラボレーション環境
Mozarteumは、Ars Electronica Futurelabとの協働のもと、マルチスクリーンXR環境向けの柔軟なオープンソース・ラッパーソフトウェア「mozXR」を開発中である。Unreal Engine、Unity3D、TouchDesignerと互換性があり、複雑なプロジェクトの実装を容易にし、技術的ハードルを低減する。採択されたアーティストには、このmozXRへの早期独占アクセスが提供される。
募集内容
メディアアーティストおよびアーティスト・コレクティブを対象に、パフォーミング・アーツを中心としながらも限定せず、X-Reality-Labの技術的特性と可能性を革新的に探求する作品の提案を募る。このレジデンシーは、新たなメディアアート基盤の確立に貢献し、実験的な作品で舞台を切り開くことに意欲的なアーティストに最適である。
提供内容
・最大40,000ユーロの制作助成金(アーティスト・フィー、素材費、渡航・宿泊費、外部委託費用等を含む)
・X-Reality-Labでの設営支援(モーツァルテウム大学のスタッフによる現地サポート)
※作品のコア開発はアーティスト/コレクティブ自身が行う必要がある
XRとパフォーマンスの未来を共同で形作るこの稀有な機会に、ぜひ挑戦してほしい。
【〆切】7 / 13 / 2025
【賞与】最大40,000ユーロの制作助成金(アーティスト・フィー、素材費、渡航・宿泊費、外部委託費用等を含む)+ 展示
【場所】ザルツブルグ・オーストリア
【URL】https://www.moz.ac.at/en/news/2025/05/open-call-artist-in-residence-program
応募条件
なし
申請料
なし
実施期間
1次結果7月末
最終結果8月末
実地訪問11月
AiR実施2026年1月〜2月
必要書類
CV、企画書、プロジェクト概要ビデオ、予算、素材・設備機器概要