#7 artPuffinで動き出した国際的キャリア – 足立涼 / 写真家 –
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第7回は、東京を拠点に活動されている写真家、足立涼(あだちりょう)さんをゲストに迎え、アートパフィンを機に動き出した国際的なキャリアについてお伺いしました。初めての海外アート公募への挑戦と採択された作品や制作について伺いました。
——— artPuffin
今回のゲストはアートパフィンを使い始めてまもなく、出版系公募に通られたという写真家の足立涼さんをお迎えしています。足立さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
——— 足立涼
よろしくお願いします。足立です。
——— まずは足立さんの活動について簡単に自己紹介をお願いいたします。
東京を中心にして写真家として活動をしています。写真が持つ映像をメディアの特性であったりとか、写真が持つ同時性、全く別の時間だったり、全く別の場所のものが、写真というメディアを通すことで一つの場所に集まってくるという、そういった特性にすごく興味があって、写真を使って作品の制作をしています。よろしくお願いします。
——— 元々は名古屋にずっとお住まいで活動されていて、去年東京に引っ越しされたんですよね。
そうですね。元々愛知の大学を出て、そのまま名古屋に住んでたんですけど、写真制作活動していく中で情報だったりとか、単純に活動の幅を大きく広げたいということもあって、東京に引っ越すという選択になりましたね。
——— そのタイミングで公募を考え始めたっていう形だったんですか。
そうですね。その頃には新しい作品の方向性が見えてきていた時期でもあったので、作品が固まってきたっていうところが大きくて、そこから公募に応募して、東京に引っ越したことプラス公募展での活動の幅の広げ方みたいなところを考え出した時期ではあったと思いますね。
——— 足立さんはアートパフィンを使う前から、国内外のコンペには応募されていたんでしょうか。
そうですね。おすすめというか、こういうのもあるよみたいなお話は何度か伺ってたんですけど、なかなか自分でリアリティーを持って、これに応募しようみたいな気持ちになるようなことがなくて。ちょうどその知人を通して、アートパフィンのお話を伺ったことがきっかけで、少し応募してみようかなっていう気になりました。やっぱりちょっと英語に疎いところがあるので、日本語でわかりやすくまとめられていてハードルが極端に下がっているところが魅力的だなと思って使わせていただきましたね。
——— アートパフィンを使う前は自分から積極的に探すというよりは、誰かから聞いて興味があった場合は応募するような形だったんですかね。
そうですね。ただ、去年、一昨年あたりまではそんなに作家として(時間を)割こうという気持ちがまだそんなになかったところがあって。なので、知ってはいたけど、なかなか応募して、自分の活動を飛躍させていくみたいな方向になかなか興味が湧いてなかった時期が長かったですかね。
とにかく自分で作品を作るっていうところに焦点を当てていたと思うので。そのハードルを下げてくれるようなところがすごく良かったんじゃないかなと思いますね。気軽に応募してみようって思えたっていうのがあって。
——— アートパフィンを使い始めて、実際に応募していくまで、どんな感じで準備されていたんでしょうか。
そうですね。特に今回応募させていただいた作品というのが、実はもう2年ぐらい前から作品としてまとめていこうという気持ちで作業はしていて。
今年、年内に写真集を刊行しようと思っていて、その写真集の作業の中でステートメントを書いて、作品のコンセプトを固めてっていうことが今年に入ってからかなり形になってきた時期でもあったので、作品の全体像がすごく自分の中で明確化したところがあって。
そこでアートパフィンのサイトでいろいろ公募情報を拝見していく中で、これだったら応募できそうだなというか、今まで固めてた作品をそのまま出す形でも応募できるものを見つけたというのもあり、応募したという感じです。